Logic Proを触り始めて、
「音を置いて作曲できる」という感覚が少し分かってきた頃、
次に出てくるのが、「MIDI(ミディ)」という言葉です。
・専門用語っぽくて難しそう
・音楽理論が分からないと無理そう
・初心者の自分にはまだ早い気がする
そう感じて、そこで手が止まってしまう方はとても多いです。
でも安心してください。
MIDIは、作曲を難しくするためのものではありません。
むしろ、楽器が弾けないDAW初心者さんのために作られた仕組み
と言ってもいいくらいです。
この記事では、DAW初心者の人や主婦や女性の方に向けて、
MIDIとは何かを「専門用語」ではなく、
「音を並べて作曲するための便利な仕組み」として、やさしく解説していきます。

MIDIは「音」そのものではない

MIDIは音のデータではなく「指示書」
まず一番大切なことからお伝えします。
MIDIは、音そのものではありません。
これを知らないまま説明を読むと、一気に分からなくなってしまいます。
MIDIとは簡単に言うと、
「いつ・どの音を・どれくらいの長さで鳴らすか」
という指示だけを書いたデータです。
たとえば、
・このタイミングで
・ドの音を
・このくらいの長さで
という情報だけが記録されています。
実際に音を鳴らしているのは、
Logic Proの中に入っている音源(ピアノやシンセなど)です。
だから後から音を変えられる
MIDIが「指示書」だからこそ、Logic Proではこんなことができます。
・同じメロディをピアノにする
・同じデータをシンセの音に変える
・テンポを変える
音を録り直さなくても、
後からいくらでも変更できるのがMIDIの大きな特徴です。
これは、楽器を演奏して録音する方法にはない、
DAW初心者さんにとってとても心強いポイントです。
Logic Proでの作曲は「MIDIで音を並べる」こと

Logic ProやDAWではMIDIが基本の作曲方法
Logic ProやDAWでの作曲は、
ほとんどの場合、MIDIを使って行います。
画面上で音を置いて、再生して、少し直してみる。
この流れは、すべてMIDIの仕組みを使っています。
つまり、あなたが今 Logic Proでやっている
「音を置く作業」
そのものが、もうMIDIでの作曲なのです。
楽器が弾けなくても作曲できる理由
MIDIを使えば、ピアノの鍵盤を演奏できなくても、まったく問題ありません。
・マウスで音を置く
・長さを調整する
・位置をずらす
こうした操作だけで、音楽を作っていくことができます。
「楽器が弾けないから作曲は無理」
と思っていた方ほど、
MIDIの仕組みを知ると、一気に作曲のハードルが下がります。
ピアノロールは「音を並べるノート」
ピアノロールは楽譜じゃなく編集画面
Logic ProでMIDIを扱う場所が、ピアノロールと呼ばれる画面です。
名前に「ピアノ」と付いているため、
「楽譜が読めないと使えないのでは?」
と不安になる方も多いですが、
楽譜が読めなくてもまったく問題ありません。
ピアノロールは、いわゆる五線譜のような「読むもの」ではなく、
音を視覚的に並べていくための作業スペースです。
画面の見方はとてもシンプルで、
・横方向=時間の流れ
・縦方向=音の高さ
を表しています。
この2つさえ分かっていれば、音楽理論や専門知識がなくても、
直感的に作曲を進めることができます。
四角いブロック=音だと思えばOK
ピアノロールに表示される四角いブロック。
これが、1つ1つの音を表しています。
難しく考えず、
「四角=音」
と思ってください。
・ブロックを置く → 音が鳴る
・ブロックを長くする → 音が長く鳴る
・ブロックを上下に動かす → 音の高さが変わる
この操作だけで、音楽が少しずつ形になっていきます。
最初は、正しく置けているか不安になるかもしれませんが、
この感覚さえつかめれば、
MIDIの基本は十分理解できています。
MIDIは「失敗しても大丈夫」な仕組み
間違えてもすぐ直せる安心感
MIDIでの作曲の一番大きなメリットは、失敗してもすぐにやり直せることです。
音を置いてみて、
「なんだか違うな」
「思っていた雰囲気と合わないな」
と感じたら、その音を消すだけでOK。
別の音に変えてみたり、少し位置をずらしてみたり、長さを変えてみたり。
何度でも、気軽に試すことができます。
「失敗したらどうしよう」
と考える必要がないので、DAW初心者さんでも安心して作業を進められます。
一発勝負じゃないから続けられる
楽器の演奏や録音は、どうしても
「一度でうまく弾かなきゃ」
というプレッシャーがかかりやすいものです。
でもMIDI作曲は、
試す → 直す → もう一度試す
この流れが前提になっています。
完璧にできなくても大丈夫。
少しずつ良くしていけばいい。
この「やり直せる前提」があるからこそ、
作曲に対するハードルが下がり、
DAW初心者さんでも無理なく続けやすくなります。
MIDIが分かると作曲が一気に楽しくなる
才能より「慣れ」が大事
MIDIを理解するために、特別な音楽の才能は必要ありません。
大切なのは、少しずつ画面に慣れていくことです。
最初からすべてを理解しようとすると、
どうしても不安や戸惑いが先に立ってしまいます。
分からないところで手が止まるのは、決して悪いことではありません。
それは「向いていない」サインではなく、
今まさに慣れている途中というだけです。
私自身も、最初はMIDIという言葉の意味がよく分からず、
画面を見ては止まり、少し触ってはまた止まり、という時間を何度も繰り返しました。
でも、触る回数が増えるにつれて、少しずつ
「これはこういう仕組みなんだな」
と分かる瞬間が増えていきました。
その積み重ねが、作曲を続けられる力になっていきます。
正解を探さなくていい作曲の作り方
MIDIを使った作曲には、決まった正解がありません。
「この音じゃなきゃダメ」
「この並び方が正しい」
というルールはなく、自由に音を試すことができます。
「こうしてみたらどうなるかな?」
「少し変えたら、雰囲気はどう変わる?」
そんなふうに、実験するような感覚で音を並べていくのが、
MIDI作曲の魅力です。
間違えても大丈夫。
やり直してもいい。
その自由さがあるからこそ、作曲は楽しいものになります。
この「正解を探さなくていい」という感覚は、
DAWで作曲する一番の魅力かもしれません。
まとめ|MIDIでの作曲は、DAW初心者の味方
MIDIは、初心者さんが作曲を続けるための味方です。
難しく考える必要はありません。
今あなたが Logic Proでやっている
「音を置く」「再生する」という作業は、もう立派な作曲です。
分からない時間も含めて、一歩ずつ進んでいけば大丈夫。
その積み重ねが、あなただけの音楽につながっていきます。
「難しそう」と感じるのは、まだ慣れていないだけ。
Logic Proは、触っていくうちに自然と分かるようになるDAWです。
Bloom Web Schoolでは、Logic Pro初心者さんがつまずきやすいポイントを、
順番に解説しています。
次の記事も、参考にしてもらえたらうれしいです。

